須崎市の人たちを紹介◎友達の輪バトンリレー◎No.11
前回、浦ノ内と須崎市の特産品『みょうが』の魅力をたっぷり伝えてくれた竹村さん。
No.10の記事はこちら▼
須崎市の人たちを紹介◎友達の輪バトンリレー◎No.10
今回は竹村さんがランチバイキングを行っている「まちかどギャラリー」の館長・川鍋さんが登場♪
自身が手掛けたアート事業についても語ってくれています。
◎自己紹介
子供の頃から美術に親しむ機会に恵まれて、国内外で絵画を学んだ後、アーティストとしての活動や教職を経て、3年前に地域おこし協力隊として須崎市にやってきました。
商店街の一角に建つ歴史的建造物を活用した施設「すさきまちかどギャラリー」の企画や運営に携わって任期を満了した後、4月からは館長として引き続き任用していただきました。
今回はアートスポットとしての須崎の魅力をお伝えできたらと思います。
◎おすすめのスポット・好きなモノ・コトなど
何と言っても「すさきまちかどギャラリー/旧三浦家住宅」です!
ここは須崎の町の発展に大きく寄与した有力商家の元邸宅で、大正5年頃(1916年)築といわれる塗屋造りの重厚な建築は当時の興隆を今に伝えています。
館内には証券取引所だった頃の黒板が残されています。
かつての商業の拠点が文化交流の拠点へと転換し、展覧会や様々なイベントを通じて芸術のまちづくりを進めています。
おしゃれな音楽イベントや
お茶のお稽古などにも利用されています。
そうそう、奥四万十博ミッション8スタンプラリーの須崎での指令は
「まちギャラを背景に写真を撮る!」だそうですよ。
ミッションコンプリートで素敵な景品が貰えるそうなので是非チャレンジしてください!
そして須崎は古くから優れた芸術家が集まる町なのです。
その一例を紹介しましょう。
・須崎と絵金
絵金の愛称で親しまれる絵師金蔵は須崎に逗留していた事があるそうです。
滞在時に描かれた絵や画材が残されています。
おどろおどろしい芝居絵で知られる絵金もこんなチャーミングな絵を描くんですね。
須崎八幡宮では夏祭りの日に限り秘蔵の屏風絵が公開されます。
今年は7月下旬に開催される予定です。見逃せない!
☆昨年のレポートはこちら→【レポート】須崎八幡宮の夏祭りとまちかどギャラリー・映像プロジェクション「窓のどろろん」
・須崎×現代美術
世界的アーティスト荒川修作はテーマとして掲げる「天命を反転する」=持続可能なコミュニティーの建設の候補地として横浪半島を頻繁に訪れ、構想を練っていました。
残念ながら実現には至りませんでしたが、もしこれが完成していたなら、と想像するとワクワクします。
・現代地方譚 アーティスト・イン・レジデンス須崎
そして現在は若手アーティストが須崎に集い、滞在期間中に地域と交流し、制作活動を行っています。
すさきまちかどギャラリーを中心とした市街地を舞台に、身近な場所での展示と交流を通して、芸術に親しむ場をつくり、にぎわいを生み出します。
廃廃業し空家となっていた銭湯に絵が展示されたり。
元ジーンズショップに染色作品とか
体験型のインスタレーション(用語解説はこちら)や
アーティストによる体当たりのコミュニケーションで街は騒然となりました。
会期中にはまち歩きガイドツアーが行われ、分かりやすくてロマンティックな作品解説でウットリ…
回を重ねるごとに洗練され、県外からもたくさんの方が観に来てくれるようになりました。
今年もまた秋に開催予定。お楽しみに!
こちらも併せてどうぞ▼
【現代地方譚3レポート】アーティストの手によって描かれた物語をなぞりながら、私と私の世界を見つめなおす
現代地方譚2レポート
◎須崎の魅力
展覧会やイベントは期間が限られてしまいますが、いつ来ても見られる街並みや風景こそが須崎の魅力です。
この景色をより印象的にしているのが光ではないでしょうか。
須崎を訪れたアーティスト達が口々に言うのが光の美しさ。
眩い光にインスピレーションを得た作品が数多く生まれています。
自然の豊かさについて語られることの多い高知県だけど、僕が須崎で面白く思うのは街としての一面です。
今でこそ看板を下ろした店も多いですが商店街が続く通りの佇まいは全く都市的です。
それなのにそのすぐ先には山が迫っている景色はとても不思議に感じます。
URLはこちら
こんな光景を見られるのも須崎ならではだと思います!
画面奥を大きな船が横切ります。
まるで舞台装置みたい。
日常の中に非日常が感じられる、そんな境界の街が須崎です。
◎次に紹介したい人
奥四万十バルで夜の須崎を盛り上げる、とっきゅうさんこと徳久和宏さんです!
ということで、次回のバトンは須崎の駅前の新たな社交場「とくひさワインバル」の主催者でもある、徳久さんにバトンがわたりました!
どうぞよろしくお願いします。