中土佐町おすすめ観光スポット「双名島」は鬼が運んで出来た島
中土佐町に来たら、ぜひ見て欲しい!行って欲しい!おすすめ観光スポットをご紹介します。それは久礼湾に、二つ仲良く並ぶ一対の島「双名島(ふたなじま)」です。
この島には、海が荒れ漁に出た亭主や子どもを亡くして悲しむ人々のために、鬼が波を防いでやろうと大きな岩を鬼が久礼湾に運んで出来たという伝説が残ります。中土佐町の久礼の漁師は、この島を海の守り神として信仰しており、大型船出向時には供え物をし、航海の安全と大漁を祈願します。
黒潮本陣からもよく見え、いつまでも変わらない姿は町のシンボルでもあります。
双名島は私たちスタッフが観光案内している、ふるさと海岸から車で5~6分の位置におり堤防の上を歩いて島に渡ることもできます。島を遠目で見るのもおすすめですが、時間がある方は下りてぜひ散策してみて下さい。
手前が「観音島」奥が「弁天島」二島あわせて双名島。
双名島は、釣り人にも人気のスポット、あちこちに釣り人の姿が見えます。皆さん、グレやチヌやイカなどを狙っているそうです。
透き通った海の中には小さい魚がたくさん泳いでいます♪海の透明度に驚き!オレンジ色の名は「ゲンナイ」縞模様は「オヤビッチャ」細長い魚は「トンゴロウイワシ」と地元では呼んでいます。
「観音島」
手前の島になります。少し急な階段を上ると観音様が祀られております。
「弁天島」
弁天島の上にある灯台まで登ってきました。昔ながらの電柱と電線がノスタルジックです。
設置されている階段で上る事ができます。木漏れ日中を波の音と歩くのはとても落ち着きますよ。
※階段は急で高さもありますので、十分に注意しながら登ってくださいね!!
灯台の手前にすぐ弁天様が祀られております。小さいお堂の中の弁天様はとても可愛らしく、親近感がわきます。
弁天様からすぐに灯台になります。
真っ青な空と海!天気が良く気分爽快です。
「烏帽子岩(えぼしいわ)」 この双名島を運んできた鬼についてきた子鬼が泣き泣き島になったといわれる伝説があります。島の真ん中にある小さい岩です。近くからだとどの岩かわからない・・少し離れると見えてくる。島と島の間に見える、なんだか不思議です。
コチラの看板は高知の歌人「大町桂月」が大正9年に双名島を歌にしています。
「人ならば うれしからまし 二名島 ふたつならびて 万代までも」
双名島散策は30分もあれば十分にできます。島に降りると海に囲まれ景色も素敵、そしてちょっと秘密の場所の雰囲気がします。海を眺めたり釣りをしたりとゆったりとした時間を過ごせますので、ぜひ足を運んでみて下さい。
※手洗いはすぐ近くに大野海岸に設置しています。