四万十町2016/03/23
お雛様とうどん
初めまして、四万十町協力隊の介っぴです。今日は先日行った下津井についてご紹介させていただきます。
四万十町大正の町中から国道439号を梼原に向けて車を走らせること約30分のところに大正下津井があります。
現在ここでは『四万十街道ひなまつり』の一環として雛人形が飾られています。
以前から地元のお母さん方に「遊びに来(き)いや~」と誘われていて、先日、バイクのツーリングついでに寄ってみました。
大正から国道439号を北上。曲がりくねった道を楽しみながら進んでいくと突如集落が現れます。
平家の落人伝説が残る大正下津井があります。ここの落人伝説は少し変わっていて、ここまで逃げのびた平家とここまで追いかけてきた源氏とが、この地で仲良くなって住みついてしまったというのです。だから今でもこの地には同じ苗字の人が少ないんだとか。
さて、そうした伝説に思いを馳せながら到着した旧下津井小学校。
平成22年に廃校になるまで、地域の小学校として大切にされてきました。今では地元のお母さん達のグループ「下津井いきいきやる鹿な猪」が春と秋に行うバイキングの会場になるなど、地域を元気にする発信基地として活用されています。
私が到着すると「下津井いきいきやる鹿な猪」のリーダーである谷口啓子さんが「あら、介っぴじゃないの、よく来てくれたね」と明るい笑顔で迎えてくれました。啓子さんに導かれながら会場に入ると、木で造られた河童の雛人形、押し花で描かれたお雛様、蛤のお雛様など、通常の雛人形に加えて個性的な雛人形が所狭しと飾られていました。
雛人形もいいのですが、私がここに来た理由はもう一つありました。
ひな祭りの期間中、ここ下津井ではうどんが食べられるのです。(有料)
この日当番で来ていたメンバーの芝冷子さんにおうどんを注文して、うどんが出来上がるまでの間ゆっくりと雛人形を鑑賞。5分ほど待って出てきたうどんをすすりながらバイクで冷えた体を温めました。
啓子さんと冷子さんの温かいおもてなしに心も体も温まった私は、再びバイクにまたがり帰路につきました。
この下津井のひな祭りは3月31日まで実施中です。会場となる旧下津井小学校には「下津井いきいきやる鹿な猪」のメンバーの方が交代で対応してくれます。うどんもその場で作ってくれますよ。雛人形以外にも下津井のキビや干しシイタケなど、ここでしか手に入らないものも販売しています。
そして、3月27日(日)には、下津井菜の花バイキングが実施されます。メンバーの方が作ったおいしいお料理が沢山食べられますので、雛人形と下津井の自然の中で春を満喫してみませんか?
なにより、ここに住む下津井のお母さん達の笑顔を見に来てください。一発でファンになること請け合いです。
菜の花バイキングは大人(中学生以上)1000円 小学生500円(未就学児は無料)
詳しくは…(0880)27-5008まで。