奥四万十市町情報ブログ

中土佐町2025/07/04

地域おこし協力隊が、かつお学校SDGs編の授業を受けてきました!

私はこの4月に愛知県から中土佐町に移住し、観光協会の地域おこし協力隊として活動しています。中土佐町久礼と言えば「かつお」ですが、移住者の私はまだまだ知らないことばかり。今回は、久礼小学校の6年生のクラスで行われたかつお学校SDGs編に参加し、一緒に学ばせてもらいました。

中土佐町の小・中学校では、かつおへの理解を深めるため「かつお食育授業」が複数のテーマで行われています。今回の授業は、久礼育ちで元校長先生の吉井先生が講師を勤めてくださいました。①SDGsとかつおの関わり②かつおの有効活用という2つのテーマについて学び、かつおがただの「おいしい魚」というだけでなく「ほとんど捨てる部分がない、エコな魚」でもあると知ることができました。

例えば
・しっぽは楊枝に
・中骨は堆肥の材料に(馬糞とわらを加えてかつお堆肥になるそうです)
・頭は伊勢海老やタコ漁の餌に

なるとのことでした。この話を聞いた久礼育ちの生徒たちは、「普段当たり前に食べているかつおが、食べる以外で幅広く活用されていることを初めて知った」と驚いていました。また「しっぽが楊枝にできるなら箸にもできるのでは?」という面白い意見も出ていました。私自身、大正町市場でカツオ楊枝が売られているのは見たことがありましたが、まさかあれがかつおのしっぽだとは思ってもみなかったのでとても驚きました。

 さらに、かつお堆肥を使って育てた「中里自然農園」さんの人参もいただきました。とっても甘くて瑞々しくて、本当に美味しかったです。

堆肥にもなるかつお!かつおはまだまだ奥が深そうです。今後もかつお学校の授業が予定されているので、ぜひまた参加してもっとかつおに詳しくなりたいと思います!