四万十町2022/07/15
興津で植物観察会
ガイドでないと分からない貴重植物生息ポイントをガイド
7月9日(土曜日)
天気にも恵まれ、この日は興津にて植物観察会が行われました。
来年のNHK連続TV小説「らんまん」の効果もあり、植物に関心を持った方が確実に増えたような気がします。
真夏日となったこの日も20名近くの参加者が集まりました。
興津の貴重植物のラインナップは以下の通り。
簡単なレクチャーを終えたら、実際に生息している場所まで早速出発です。
まずは興津の神社がある山の方へ移動。
この山の中のわずかなポイントに貴重植物が生息しているということで、ガイドさんのあらかじめのチェックもありましたが、なかなか行く事のない場所まで車で移動しました。
ポイントに到着すると皆場所を確認しあいながら、写真をとったり、資料と照らし合わせたりしていました。
海側ルートにも生息
お昼を挟んで山を下りた後、次は興津の海側。
グンバイヒルガオなど貴重植物が生息しているということで、今度は浜の方に車を停めて歩きで生息ポイントを散策。
熱中症に気をつけながら興津小学校や神社の裏側や海岸…
川沿いなど様々な場所を回りました。
貴重植物といってもガイドさんの案内無しにはどこに生息しているか分かりにくいものです。
そんな希少性のある植物も昔の牧野富太郎さんは一つ一つ現地を回りながら丁寧に調査されたのでしょう。
四万十町で植物観察会ができるのも、そんな昔の偉人の軌跡の賜物です。
夏季以外にも興津にはキイレツチトリモチといった秋から冬にかけて観測することが出来る天然記念物の植物が生息しています。
植物の魅力と共に町外の方に興津の町の様子を知ってもらえれば幸いです。
来年も興津で観察会を開催したいと思います。