「日本画、近代の作家と高知のこれから展」９/２５まで展示

朝夕の涼気に秋の訪れを感じるようになりました。中土佐町からはこの秋おすすめの芸術展のご紹介です。

近代美術史に残る日本画家の作品と、高知の２０代から５０代の若手作家との競演。

「日本画は材料の違いはあるが今も昔も表現方法は変わらない。光沢を抑えた淡い色味が日本画の奥ゆかしさや美に繋がっている。」と市川館長。　優しい色遣いが心を癒してくれます。

作品の一部を紹介します。

・麻田鷹司「嵐峡秋景」　　　・太田星美「余韻」

・横山大観「冬の月」　　　・石見陽奈「風のおとを聞く」　　　・上野富二郎　「椿」

中土佐町出身画家の作品もあります。

若瀬夏歩　「また明日」は、もう来ない
若瀬さんが通っていた、今は休校になっている「笹場小学校」を題材にしています。私には、淡く優しい思い出と休校になった母校を淋しく感じる若瀬さんの思いが感じられました。

こちらは館長の作品。見ていると何だか絵の中に吸い込まれて、自分が操縦するグライダーに乗ってどこかに向かっている・・そんな気持ちになりました。見る人それぞれにストーリーが見えてくる日本画、あなたはこの雲の先に何が見えますか？

日本にしかない四季を作品をとおして感じたり、空間に思いをはせる・・・日本の美を感じると共に自分を見つめなおす時間になりました。

最終日９/２５(日)は１６：００までになります。

中土佐町立美術館

開館時間：午前１０時～午後５時[入館は４時３０まで]　休館日：毎週月曜日(祝日・振替休日の場合は翌日)及び１２月２８日～１月４日
入館料：一般３００円（２００円）/高校生１００円（５０円）/小・中学生５０円・(２０円）※は団体１５名様以上割引
☆龍馬パスポートご利用になれます。
〒７８９－１３０１高知県高岡郡中土佐町久礼６５８４番地　ＴＥＬ０８８９－５２－４４４４
[お問合せ]　中土佐町教育委員会　　   ＴＥＬ０８８９－５２－２６６１