津野町2020/02/26
堂の口あけ祭りが開催されました!
先週の日曜日に「堂の口あけ祭り」が開催されました。
”堂の口あけまつり”とは津野町宮谷地区に古くから伝わる魔除けの大わらじを作る伝統行事です。
以前は地区内の明王寺にある薬師堂の開帳日2月28日に行われていましたが、地区の人口減や仕事の都合など地区民や地区出身者が多く参加できるようにと毎年2月の最終日曜日に行われています。
朝早くから地区の方々が藁を持ち寄って各場所で作業が始まります。
慣れた手つきでどんどんと、藁が編まれていきます。
心も体も温まる猪汁や田楽のふるまいも!
めちゃくちゃ美味しい♪
そのほか、焼き芋やお味噌の販売もおこなわれています。
お布施をするとかわいいミニわらじがもらえます。
会場には県内外からカメラマンや見物人の方々も多くお越しになられてました。
約3時間ほどで、幅約2メートル・長さ約3メートル、300キロの大わらじや、長さ約15メートルの大注連縄などが出来上がりました!
大わらじや大注連縄が出来上がると薬師堂に奉納され、祭事が執り行われ百万遍が唱えられます。
一方傍らの東屋では大数珠廻しが行われます。
大数珠廻しとは、大きな数珠を大勢で回しながら念仏を唱え、自身や周りの幸せ、日々の感謝に祈りを捧げるという儀式だそうです。
そして大わらじは地区の入り口まで運ばれます。
この大わらじは途中までしか作りません。
その理由は「この地区にはこんなに大きなわらじを履く大男がいるぞ。まだ途中までしか出来ていないがどれだけ大きくなるかわからないぞ。この地区に入ってくる者(悪霊)はこの大男が踏み潰すぞ」という意味があります。
この大わらじは津野町から梼原町へ続く国道197号沿いから少し入ったところに奉納されています。
詳しくは宮谷地区のWEBサイトをご覧ください。