大蛇伝説を聞きながら下る川舟の旅
こんにちは!四万十町十和のはらちゃんです。
だんだん冬らしい寒さになってきましたね。
移住してきた私たちにとって、高知は「南国」だ!と思いがちですが、
冬はやっぱり寒いです。笑
さて、今日は川舟下りの「四万十かっぱ組合」さんの紹介です。
2009年に当時60歳以上の地元有志のメンバーで営業を開始された「四万十かっぱ組合」さん。
そのメンバーの一人である「宗海 孝光(そうかい たかみつ)」さんよりお話をお聞きしました。
立ち上げたメンバーの皆さんは昔から「鮎掛け」という方法で鮎を釣るのが好きで、
川舟の扱いが得意だったこともあり、川舟下りを始めたそうです。
川舟下りのコースでは、「蛇釜(じゃがま)」と呼ばれる写真に撮ると不思議なことが起こる謎の岩場に降りたり、
「盗人河原(ぬすっとかわら)」に降りて、「蛇紋石(じゃもんせき)」という磁石にくっつく不思議な石を探したりします。
この地域には「大蛇伝説」や「盗人河原の伝説」などが言い伝えられており、
そんなお話を船頭さんから聞きながら川下りが出来るんだとか。
川からでないと見ることのできない四万十川の景色を眺めながら船頭さんの面白いお話を聞けるなんて贅沢!
ちなみに「四万十かっぱ組合」の由来は、
昔から四万十で泳いできたおんちゃん達の姿を「かっぱ」に例えたそう。
四万十での暮らしにはいつも四万十川が寄り添い、
地域の人は子どもの頃から四万十川とともに生きているということを感じますね。
なんと結婚式の前撮り写真を川舟下りで撮るかたもおられます!
ロケーション抜群で最高!四万十ならではって感じですね。
私もいつかやってみたい!!!
さらになんと!!!
川をバージンロードに見立て、花嫁と花嫁のお父様が舟で川を下り、結婚式を挙げた素敵な夫婦もおられます。
四万十川に永遠の愛を誓うなんてなんて素敵なんでしょう。
川舟下りから始まり、メンバーが集まって飲んでいるうちに今では
「四万十うどん かっぱ亭」というお店まで作られています。
メンバーに大工さんが多かったことからお店を作るのも自分たちでやっていったそう。
最初は屋根もない状態から始まり、
テントが立てられ、
今ではこのような状態にまで全て自分たちで作りあげています。
聞いているだけでワクワクする話です。
お客さんからは「来る度に店が変わっていく!」と驚きの声があったとのこと。
皆さんとにかく飲むのが大好きで、船頭さん専用の飲食スペースもあっという間に作り上げたようです。
春には桜が咲いて綺麗だそうです。風情があっていいですね~。
ちなみにそんな大工のおんちゃん達が作った木工品や地域の老人クラブの方が作った炭や手芸品なども
店内で販売されております。
お店はお昼はうどんや定食など、夜は居酒屋に変わります。
うどんは「奥四万十うどん工房 麦屋」さんの麺を使用しています。
お昼のメニューのおすすめは「青のりうどん」!
天然青のりが練り込まれた、香りよいうどんです。
夜の営業ではお酒以外持ち込みもありということですが、
居酒屋メニューがとっても美味しいんです。
私のおすすめは「砂肝揚げポン酢」です!!!
はまりました。唐揚げの味付けも抜群で絶品。
お話を聞いていると、メンバーの方の仲のよさや優しさをとにかく感じました。
川を愛し、川に愛される男たち。かっこいい。
【お問い合わせ・ご予約】
四万十かっぱ組合
〒786-0535
高知県高岡郡四万十町十和川口35-1
Tel:0880-29-1005
Fax:0880-29-1006
【川舟下り(要予約)】
[乗船料金]大人 2,000円 小人 1,000円(4~12歳まで) 3歳以下は無料
※奥四万十博期間中は小学生以下は「無料!」です!!!
12月25日(日)まで残り少ないですよ~!皆さんお急ぎください(^^)
[出船時間]1便 10:00、2便 11:30、3便 13:30、4便 15:00(大雨・大風・増水時は運休)
[所要時間]約50分~1時間