中土佐町2016/07/08
『奥四万十学地域連携講座』in中土佐町 地域の魅力を再発見!!
奥四万十の景観と四万十川と生きてきた人々の生活
奥四万十地域は国選定文化財に「四万十川流域の文化的景観」が全国的に珍しく広域にわたり選定されています。講座は中土佐町大野見庁舎前の『四万十民俗館』で景観ガイドの溝渕博彦さんにより行われました。
四万十民俗館
建物は昭和9年に造られたもの。元は米蔵倉庫だったそうで屋根瓦が台風の雨風にも耐えられるよう左瓦(水切り瓦)になっています。左瓦は戦前の建物でないと見ることが難しいそうです。土佐漆喰を塗っており100年近くもつと言われています。また米蔵なので、屋根は二重構造で室内の温度を抑える効果があり、入った時はクーラーをかけているかの様に涼しく感じました。
館内は昔の大野見の生活をよみがえらせる展示となっていて、7月22日までは『四万十川流域の文化的景観』の写真も展示しています。大野見以外にも津野町の一本橋や津野町の茶畑など日本の原風景が見られます。2階には縄文時代の遺跡も展示しています。溝渕さんの話を聞き改めて展示を見ると感慨深いものがあります。
午後からは佐伯北斗さんによるクラシックギターの演奏会がありました。
梅雨の間の晴れ間に心地良いギターの音色と大野見の風が心を優しく包んでくれました。
民俗館に展示している3000年前の遺跡が見つかった奈路天満宮の近くには、四万十川が流れるキャンプ場あります。この地での生活を知り学んで四万十川で遊ぶとより一層素敵な思い出になると思います。ぜひ大野見に遊びに来ませんか?
『奥四万十学地域連携講座』はあと須崎、四万十町のみとなりました。音楽会もあり、奥四万十地域をより身近に感じてもらえると思います。
お問合せ先
四万十民俗館 中土佐町教育委員会 0889-57-2023
天満宮前キャンプ場 中土佐町水産商工課 0889-52-2473