5月14日は志和薬師寺で花まつり!
みなさま、はじめまして。
つっさんです。
四万十町は山や川だけじゃなく、海もきれいなんです。
こちらは志和(しわ)地区の海!
志和は四万十町中央ICから車で約30分ほどの場所にあります。
住民から「お薬師さん」という愛称で親しまれる志和薬師寺では、5月14日に恒例の花まつりが開催されます。
去年の花まつりの様子はこんな感じでした!
んっ?あれっ?そもそも花まつりって何だろう?薬師寺の住職さんに教えてもらいました!
住職さん:花まつりはお釈迦さまのお誕生日祝いです。志和薬師寺では旧暦の4月8日に毎年お祝いをしています。この写真にあるお花で飾った小さいお堂を「花御堂(はなみどう)」と言うのですが、この中にお生まれになったばかりの小さなお釈迦さまの立像があります。このお姿に甘茶をかけてくださいね。
つっさん:甘茶おいしそうですねえ!どうして甘茶をかけるのですか?
住職さん:甘茶は飲みやすくておいしいと思いますよ。さて、お釈迦さまが生誕された約2600年前、世の中のすべての花が祝ったと言われています。花が咲きほこり、そして空から甘露の雨が降ったとされているんですね。ここから甘茶をかけるという習わしにつながってきました。お釈迦さまに甘茶をかけることによって、ご自身の無病息災のお祈りにもなりますよ。また、この甘茶は水筒やペットボトルをご持参くだされば、お持ち帰りいただけますよ。
つっさん:なるほど!ご利益のある甘茶、ぜひぜひ飲んでみたいです!水筒持参で行きます!
そして、薬師寺にはもうひとつの大切な花があります。
絶滅危惧種に指定されている大変貴重な花「ガンゼキラン(岩石蘭)」が見頃を迎えています。
ガンゼキランは満開になるとこんなにきれい!
ガンゼキランは、40年前に志和の山深い谷の滝近くで、当時中学生だった山本さんが発見しました。かわいい花の姿に魅入られ、一株だけ自宅に持ち帰り、庭に植えたそうなのです。
しかし、またたく間にその噂はひろまり、谷には収集家が押し寄せ、ついにはガンゼキランの姿が見えなくなってしまったそう…。
その後、山本さんは残っていたわずかな株を元に、増殖・販売に挑戦されました。今では山本さんのガンゼキランが志和薬師寺、牧野植物園などへ大切に移植されています。そんなガンゼキランは志和の宝物です。
志和は海と山、志和川とたくさんの自然に恵まれた本当に素敵な場所です。でも最大の魅力は人!みなさんやさしくて面白い方ばかりです。ちょこっと休憩したい時、お腹がすいた時、住民の方とお話してみたい時は志和の喫茶店、商店、酒屋さんへも立ち寄ってみてくださいね。
のんびりと散策しに、ぜひ志和へ遊びにいらしてくださいねー!
志和薬師寺「花まつり」
日時:2016年5月14日(土)
朝9時頃~午後3時頃まで
場所:志和薬師寺(四万十町志和487)
電話:0880-24-0385
毎年、志和薬師寺ではお釈迦さまのお誕生日のお祝いをしています。
当日はおいしい甘茶が無料でふるまわれますよ。小さな水筒やペットボトルをご持参くださいね。
※数にかぎりがありますので、お一人様一本でお願いします。